今日は、地下鉄南森町駅近くにある branch studio のエンジニアさんが来店。 大手CDショップをはじめ、街中からCDショップが消えてたりするが、生き残り競争はスタジオでも同様らしく、個人レベルのプライベートスタジオも乱立し、大手も巻き込んだチキンレースの様相を呈してるみたいですね。 価格競争は勿論の事、何をスタジオのカラーにして行くかは悩みどころ。
そんな中、CM制作会社とも付き合いの多いこのスタジオから、僕でも名前を知ってる超大作RPGゲームに合いそうな女性ボーカルの話を持って来られておった。 ここでは話せないが、ゲームの主題歌ってどうやって決まってるんだろうか?って疑問に丁寧に答えてくれました。 最終的にはクライアントさんが決めるので、必ずしもとは言えないが、幾人か紹介をしておいたので、もし声が掛かった場合は、前向きに考えてもらえると嬉しいデス!
branch studio HP http://www.branch-studio.com/
そんな話をエンジニアさんとしていたら、久しぶりに #9(スージーキュウ)の女性Vo.aquviちゃんが来店。 こりゃー丁度良いって事で、その案件の候補ボーカルに突っ込んでもらう事に!タイミング良かったねー! その彼女が所属するバンド #9 ですが、メンバーの都合でなかなか思うようにライブが打てていない。 以前から、都合のつくメンバーでアコースティック編成のライブをするよう提案してはいるんですけどね・・。 バンドで演りたい!ってのは分かるけれども、このaquviちゃんはピンボーカルとしての実力もあるので、勿体無いと思うのだ。
#9 HP http://www.geocities.jp/susie_quest/
次に、本日ライブのあるダンスロックバンド Jam In Leo が来店。 晩夏?初秋?只今レコーディング中でリリースを考えているそう。 ライブスタイルも模索中みたいで、今日は何時ものライブ中に唐突に入るグダグダMCは封印し、出番直後に前説っぽく全部しゃべりきってから演奏するようだ。 ワシは今までのようなフリーでアホアホなスタイルの方が合うと思うんだけどね。
ちょっと仕事のデータ確認に手間取って、 Jam In Leo の前説MCには間に合わなかったが、ライブ自体は見ることが出来た。 見に来てた関係者の方々も言っておられたが、Ba.LENO君が上手いねぇー!かなりファンクミュージックが身についていて、スラップの弾き方もポジションが低くて重さを感じる。 1曲、聴いたことのある「 Over night 」やってたけど、前身バンドの曲だったっけ? 英詩が8割くらい占めてるけど、個人的には英語はスキャットぽい入れ方にして、メインは日本語詩の方が合うと思う。 例のグダグダMCはライブ中にはやらずに・・と言っていたが、Vo.古谷君がガマン出来なくて、結局収拾付かないアホなMCしてた。 ダンスロックって言っても、ちょっと大人なUKソウルを取り入れてるそうで、曲を聞く分にはダークに感じる。 メンバー的には sawagi と対バンしたいそうな。
JAM IN LEO HP http://www.geocities.jp/jam_in_leo/
お店へ戻ってからは、 セカイイチ のマネージャー君と雑談。 すこぶる状況は良くなってきている反面、要求されるハードルも高くなってるんだろうなーと勝手な想像。 頻繁に関係者から掛かってくる電話の対応を見てて、「 いやー大人な対応出来るようになったなー・・ワシには出来んなー・・しかも全部標準語だもんなー・・ 」などと感心する。 それでも神経は使うようでお疲れの様子だったので、労をねぎらうって事じゃないけど、餃子の王将へ連れて行ってやる。( こんな事しか出来んですまんね ) たまには、大阪へ戻って羽を伸ばしに来なよ!
※ 10年6月10日@キャンドルナイト in 西梅田
「 1000000人のキャンドルナイト@OSAKA CITY 」
西梅田一帯の電気が消えてロウソクの光だけになるイベント。
Twinkle Love Live
w: orange pekoe / port of notes / リクオ
セカイイチ HP http://www.sekaiichi.jp/
コメント
チキンレース(笑)
いや、吉見さん表現恐ろしすぎます。
確かに大手は特に閉鎖が相次いでます。
EMIのTERRAも今月いっぱいで閉鎖ですし。
DAWの普及と製作費の削減、CD不況と要因は色々ありますが、大きいスタジオは維持費と需要のバランスが取れなくなっているみたいです。
インディーズも大体一日8万台が苦戦中みたいですが、インディーズだと一日5万が回収を考えると限界なので仕方ないかと。東京に遅れて関西もそろそろ波がきそうですね。ここで書けない情報も入ってますし。スタジオの売りもそうですが、まずはスタジオの人間もミュージシャンも一回落ち着いて歴史から学んだらいいんじゃないですかね?ライブハウスだってスタンスが昔と全然違うわけですし。
今は誰もが音楽もライブも録音も出来る時代ですが、だからこそ落とし穴がいっぱいあって、みんなが首を絞めあってる事もあると思いますよ?
残念な事もありますが、僕は大手スタジオが閉鎖時に出来るだけ何か機材を形見分けしてもらって、意思を繋ぐように心がけています。中国製の大量生産された民生機にはない、歴史やたくさんの人の思いの詰まった機器は多くの感動を与えてくれますから。その感動といい曲がマッチする瞬間があるから肉体的にハードな状況でも楽しくいられるわけで。
そういう感覚のわかる仲間とチキンレース生き抜きます(笑)
>kdgkさん
表現キツイですかね?
色んなエンジニアさんと話す機会が多いのですが
危機感持ってて、情報の探りあいしてたりしますよね。
CDショップも安泰だろうと思われてた
大手CDショップが閉店したりと厳しい状況になってます。
そんな中で、どう存続し音楽に関わって行けるかの土俵際ですね。