今日は、１３年１２月１８日に２ｎｄミニアルバム「 オルグ 」をリリースした Co shu Nie が来店。 地元神戸のレコ発を終えて、一段落付いたのでプロモーションについて話を聞かせて欲しいとの事だった。 そうか、知らなかったけど全国流通かけてたんやね。 リリースから２ヶ月、レコ発も終わってからのプロモーションか・・。 ふーむ・・今回のアルバムコンセプトや Co shu Nie の現状および今後のイメージ像なんかを聞いてみると、どうも自分達が思ってる「 世間からのイメージ 」と世間から見る「 彼らのイメージ 」に ” ボタンの掛け違え ”というか認識のズレが見えるな。 この場で「 Co shu Nie を一言で表すキャッチフレーズ 」を考えさせるも、いまいちピンと来ないなー・・。 試しに、ワシがタワレコバイヤーならコメントの見出しはこんな感じ・・ってのを幾つか例に挙げると、Ｖｏ．Ｇｔ．未来ちゃんが「 それ！頂き！！ 」って宣言してた。 あくまでも例なんで、もうちょい捻ってよー！「 次世代の～ 」「 新感覚～ 」「 ネクスト～ 」なんかは、使い古されてるし君らに合わんからＮＧな。 その辺のコンセプトをしっかり作ってくれれば、もっとピンポイントな話が出来ると思うよ。 あ、音源を聞きましたが、４曲目「 ö=simple is! 」がポップで良いかな！ミニアルバムのトレイラーは → < コチラ >
※ １４年４月６日＠心斎橋VARON
「 オルグルオ －大阪編ー 」
詳細は後日発表
Co shu Nie HP http://coshunie.com/
次に、東京のとあるバンドのマネージャーさんからの紹介で the irony という爽やかなうたものバンドが挨拶で来店。 丁度、２ｎｄＬＩＮＥのブッカー山本君も居たので一緒に話をする。 今回、あべのROCKTOWN で初大阪ライブなんだね。TAKE COVER / イロニア の３バンドで共同ツアー回ってるのね。 共通した知ってるバンドマンの話題で盛り上がる！PRIMAL CURVE のＶｏ．Ｇｔ．笠井君や NUMBER VOGEL のＤｒ．小平君とかね・・・って、酒飲みばっかじゃんよ！ 昨年１２月８日にリリースされたミニアルバム「 東京ノスタルジー 」を聞かせてもらい５曲目の「 月明かり 」が気に入った！！ でも、各地のセットリストを見る感じだと、軸にしている曲じゃないのか？それとも、大舞台までの隠し玉とか？ もし、ワシがライブを見る際には必ず演ってもらうようお願いするのだ！ simple story とか合いそうじゃない？
TAKE COVER にディープ大阪連れてってもらいな！
the irony HP http://ironical.wix.com/theirony
次に「 お久しぶりでーす！ 」と顔を出した・・・んー・・んー・・おっ！！Synchronized door でドラム叩いてた木村君（ キム君 ）やんけー！！ うん、知ってる知ってる！ イノチノセンタク ってバンドしてるんやろ？ ええ！？バンド名は知ってたけど、キム君がドラムボーカルしてるの？唄ってんのか！！ おいおい大丈夫か？と思い、先月末にリリースされた２枚目のシングルを聞かせてもらったが、ほぉ・・音源ではちゃんと歌えてるね。 ライブを実際に見たことが無いので何とも言えないけど、叩きながら歌うとマイクへの位置が安定しないよねー。 ヘッドマイクも激しい曲だとズレるし、横を向いて歌うのもコーラスならまだしもメインだと首の筋肉が疲れるし、タム回しが出来んもんな。 ほんで、歌いやすい位置にマイクを持ってきたら「 顔が全く見えないです！ 」って言われるし・・またライブ見る時に、キム君に合いそうな位置考えるわ。 あと、ＰＶ作成ね・・候補曲を聴いたイメージだと、コッチかアッチか？どっちにせよ１００か－１００かの両極端な２択になると思うぞ。 最後のシーンだけは、共通でいけるので決まりやな！何時に出来上がるのか知らんけど楽しみにしてるわー！
イノチノセンタク HP http://inocen.jimdo.com/
話が一通り終わり、今から２ｎｄＬＩＮＥにも挨拶へ行くというので何となく一緒について行く。 今日は、 秋休 / にこいち / キャラメルパッキング という２ｎｄｌＩＮＥでは珍しいアコースティックデユオを集めたイベント演ってた。 もうイベントも終盤で、トリの 秋休 が予定時間終了後もお客さんの期待に応えて延長で何曲か演ってるところだった。 キャラメルパッキング がライブハウスで演ってるの見たかったな・・ストリートで見るばっかなんで。
イベント終わりで店に戻って、タイ・シンガポール・マレーシア辺りのアジアンポップスでYOUTUBE巡りをしていると、とあるバンドマンが相談で来店。 用向きを聞いてみると、数十社から所属オファーが来ているらしく、契約関係の話や流れの持って行き方をレクチャーして欲しいとの事。 そこから長時間、私見を交えて権利関係の説明やメリットデメリットを話す。 これが「 イベントしたいんですけど！ 」「 こんな特典考えてます！ 」とかなら、いつもの浪花節で『 おぉ！オモロイやんけ！！行っとけ、行っとけ！ 』なんですけど、こと契約関係だと冷静に慎重に言葉を選んで話をして、ちゃんと理解をしておいて貰わないと、いざ先方さんと話す時に「 いや、それは可笑しい！こうこう、こういう風に聞いたんですけど！ 」みたいな勘違いも起こりうるんでね。 ほんと同じ会社でも人によって考え方も対応も違ってくるんで、下手な事は言えないッス！ 例えば、リリース時のＣＤショップへの挨拶ひとつ取っても ” アーティストが頭を下げに行く必要は無い！ ”って人が居れば ” 一枚でも売れるんだったら、頭なんてナンボでも下げて来い！ ”って人も居るしね。 また何か判らない事あったら聞きにおいでー！
契約・権利と言えば、アーティストの意にそぐわない形でのベスト盤リリースが話題になってますね。 年度末の予算到達の為だったり枚数契約の帳尻合わせだったりね・・この２月末～３月末にかけてオムニバスやベスト盤の多発ってのは、こういうのが一つの理由だったりします。 昔ね・・アーティスト名は出せんけど、タワレコバイヤー時代にもアーティストの意にそぐわない形でのベスト盤リリースがあってね。 そのファンの方達が署名を持って店に来て ” バンド側から自分達の作品じゃないって声明が出てるので、店頭からＣＤを撤去してください ”みたいなクレームが入ってね・・。 当時は、渋谷店と売り上げ日本一争ってた事もあって目を付けられたんでしょうね・・で、そのクレーム対応係を一人でしなきゃならなくて大変でした。 本音としては『 そんなのはレコード会社に言うか事務所に言ってください！ 』だし、下手に言質取られちゃうと、タワーレコード全体の意見になっちゃうんでファンの方へ慰めの一言も掛けられなくて・・ほぼ脅迫に近い罵声を浴びせられて激凹みした記憶が・・。 こういった事は昔からよくあって、例えば移籍してアルバムを出すタイミングで前メーカーからベスト盤を被せられたりってのもあります。 アーティスト側からすればふざけんな！！って話なんですけど、会社側からすれば、回りまわって君達のふところも潤うし、新人育成やプロモーションにも予算掛けられて活性化にもなるじゃん！だったりね。 ベスト盤やオムニバスって、自社で権利持ってる楽曲の使い回しなんで、制作費も宣伝費もほとんど掛からずリリース出来て、メーカー側から言えば数字の見える ” 金の卵 ”だったりします。 今回に関しては、アルバム２枚でベスト盤・事前通告無しなど可哀想な一面もあるが、契約段階でアーティスト側から「 その他、楽曲使用時には、必ず甲乙による事前協議が必要 」みたいな条項を入れてもらうとかしてれば・・とも思う。 アーティストとしては、ベスト盤って結成１０周年とかの節目でリリースしたいだろうし、ファンの方達の意見も取り入れたいだろうし、こういった形でリリースされるのは不本意だし理不尽で怒りの持って行きようが無いのは理解できる。 でも、契約内容からすれば、会社側の当然の権利で、ここまで大きくなるまでの人的含めた投資額も考えるとね。 個人的には【 そこに ” 愛 ”があれば、軟着陸は出来た 】事案だと思うのです。 でね、どういった経緯であれ・・ベスト盤って売れるんですよ！！ファンの方達からすれば、買う事自体がアーティストに対する背任行為みたいな思考になっちゃうのかも知れないですけど、今まで そのアーティストに興味の無かったその他大勢の方達に知ってもらう切欠になったりする事も確か。 契約うんぬんに関しては、もっと酷くてあり得ない事案も一杯あるし、その逆に素晴らしい愛のある契約条件もあるんでね。 どっちが悪いとか、買うべき買わないで欲しいな事は言えないけど、もしウチの店で同じ状況になったら、そのベスト盤は取り扱わないです。 音楽の前にビジネスなのか、ビジネスの前に音楽なのか、ほんと【 愛 】があれば、何とかなった話なのにな・・残念。
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