今日の朝方・・さぁ寝るか!で横になった数十分後に” トラブル発生 ”の連絡があって、頭が回らないうちに、シャワー浴びてお店に行って各所へ連絡。 14時からの打ち合わせを眠い中なんとか終わらせて一息・・ちょっと30分だけ店を閉めて横になろうかな?と思っていたら「 初めまして!放ツ願いってバンドのボーカルやってました前田です! 」と、丁度一年前か・・目の前に居る彼、前田典昭君が、何の兆候も無く理由も告げず、プツリと一切の連絡を絶って失踪・・。 決まっているライブを全てキャンセルして、1ヵ月後に 放ツ願い が解散するというファンや仲間のバンドマンからすれば、正に『 青天の霹靂 』な出来事だったんでしょうね。 放ツ願いのライブは何度か見ていたが、メンバーとさほど係わり合いがあった訳でも無く、当時は訳も判らず『 うわぁー残されたメンバーやファンの方は可哀相だなー。』くらいに思ってた。
・・で、その皆の前から姿を消した 前田典昭 が目の前に居る!?ステージ上で見てた関係者をも寄せ付けない尖ったオーラは無く、目の形や口元が柔らかくなって人懐っこくもある表情になってた。 開口一番、頭を下げながら「 すみませんでした! 」と言うが、ワシは直接被害に遭った訳じゃないので、何時ものように店に来るバンドマンと同じ対応をする。 今日は、あれから約1年・・とにかく歌いたいって事で現場復帰するのね。 あの時に何があって、今までどう過ごして、今日に至る葛藤と決意・・その辺はライブで見せるんだろうから、あえて何も聞かず未来志向な話をしておいた。 今日の予定としては、別のライブを見に行くつもりだったが「 ライブ見に来てください! 」と言った際の目付きが、あの時の尖った感じになったので見に行くことを約束する。
閉店後、その前田典昭(ex.放ツ願い)のライブを見に2ndLINEへ行く。 出演者は、放ツ願い と親交の深かった関西のバンドから各ボーカルが弾き語りをしてたみたい。 面子としては、PON(ラックライフ) / しゅんき(TearSmilo) / 山本章(iTuca) / 井田健(PURPLE HUMPTY) / 矢田貝年朗(LiaroidCinema) な感じ。 着いたら、LiaroidCinema のVo.Gt.矢田貝君がツバを飛ばしながら熱唱してるところだった。 フロアは、半分椅子席の後ろスタンディングになってて、ほとんど拍手も起こらない緊張感のある空間になってた。 トリ前に出た ラックライフ のVo.Gt.PON君は、前田君が失踪直後に対バンをする予定で、もう同じステージに立つ事は叶わないと思ってたようで、会心のパフォーマンスだった! なかなか本職の弾き語りSSWでも、このライブが出来るのって年に数回あるかどうか?じゃないかな。 ラストに演った「 その手とこの手 」は、この 放ツ願い・前田君と繋いでいた手が離れてしまった・・ってのも含む曲のようで、出だしから感情が高ぶったのか涙声。 途中からは『 ちゃんと歌いきらなきゃ! 』って意識が働いたんだろうね。 そこまでの丁寧な歌い方から一変して、フロアに向けてじゃなく楽屋に居る前田君だけに顔をクシャクシャにして熱唱してた! そりゃー椅子に座ってた女の子達も泣いちゃうわなー。
LiaroidCinema HP http://liaroidcinema.com/
ラックライフ HP http://luck-life.com/
そんなエールを受けて登場してきた 前田典昭(ex.放ツ願い)・・” ソウルフード ”という名前で登場。 何か語ってからにするのかな?と思ってたが、やはり歌うしか無いよね! 実際、お客さんもどう接してよいか判らんよね・・当時、ムカついてたバンドマン、被害を被ったライブハウス・関係者、落胆したファンの方々・・これから活動して行くにあたって、ずーっと付き纏ってくるもんね。 自ら受け入れる強さで、歌っていく事でしか方法は無いからね。 個人的には『 よく戻って来れたなー。結局は ” 歌いたい ”って気持ちが一番なんだろうな。 』な感想。
ライブの方は、ワシが見てた時の150km/hの直球をアウトコースギリギリに決めてたクオリティからは程遠い結果だった。 緊張で喉が締まって変な震えが入ってる、ピッチが不安定、コードを間違える、スタミナ切れなどなど拍手する内容だったかと言えば・・。 直球の速度は、135km/hくらいでストライクゾーンに球が行かず、ノーコンなライブ。 それでも、フロアから拍手が起こったのは、全部背負って必死に投げる姿・・もうそれだけです。 本人も全盛期のストレートが投げられないのはブランクからして当然判ってただろうし『 そんな球じゃ通用しないよ! 』って言われる事も承知でマウンドに上がったんだろうね。 復活のマウンドで、単にストライクを取りに行く投球をしてたなら『 まだステージに立たない方がいいよ。 』って言うつもりだったが、とにかく後先考えず全力で投げてた事を評価する。その復活アドバンテージもライブ数回分だろうから、三振取れるところまでストレート磨かないと! 「 サンダソニア 」や「 マフラーソング 」で剛速球投げてる姿が見たいなー。 今後は、ソウルフード という名前で活動して行くようで、ゆくゆくはバンドで・・って希望があるみたい。 SOUTH BLOW のせきしん君がやってる アオミドリ や Synchronized door のウリオ君がやってる ハイトタネ なんかと演らせたいなー・・と思ったら、ハイトタネ とは2マンやるのね!同じ時期に、再始動した2人・・共鳴しそうですな。
※ 13年9月13日@心斎橋・酔夏男
2マンライブ・詳細未定
w: ハイトタネ
ソウルフード Twitter @soulfood_jp
( 公式HPなどが無いので、情報はこのアカウントをチェック! )
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