今日は、神戸・太陽と虎をメインに活動するオルタナロックバンド ALCOTT が来店。 tricot の「 BAKURETSU RECORDS 」を見て、『 自分達でレーベルを作るには? 』って類の相談だった。 レーベルねぇ・・別に設立の手続きも登録も不要で、今の今 ” はぁ~い!★★レコード作りました! ”って言っちゃえば、はいレーベル出来上がりだったりするからな。
世のバンドの大半は、バイトで稼いだ資金を音楽活動へ回していると思うのだが、レーベルの第一段階として ” バイトで稼ぐお金と音楽活動で得るお金を別々に成り立たせる ”事かな? 人を雇ったり、バイトを止めて音楽一本で行ったり、他のバンドを自分のレーベルからリリースしたり、ライブハウス・CDショップ・各メディア・イベンターとレーベルとして繋がれて、会社として設立登記なんかは、まだまだ先の話。 バンド・ソロシンガーどちらでも、レーベルって名乗っちゃえばレーベルなんですが、まずは ” 個人事業主 ”の感覚を持たないとね。 なまじバイトで稼いじゃってると、何時まで経ってもバイトと音楽の会計が別にはならないです。 ” 個人事業主 ”として考えれば、やるべき事やらないと明日の飯が食えない訳だからやるしか無いんだけどね。 提供できるサービス内容としては、■ 音源 ■ ライブ ■ グッズ ・・間単に言えばそんなところか? より良質なモノをより良いサービスでどう周知して売って行くか? サラリーマンのように会社に縛られるのは嫌だ!!って考えも少なからずあって、音楽で何とか生計を・・って思っているかも知れないが、それこそ雇われてる方が指示された事をやってればお給料もらえるし、多少のミスも会社が被ってくれたりね。( サラリーマンも人間関係が大変ですけどね! ) ” 個人事業主 ”なんだから、自ら企画・営業・経理・製造・販売・人事など全ての業務をこなさないといけないし、誰からも指示なんてもらえないし、それこそ一度ミスったら次が無いから、雇われているよりはよっぽど ” ビジネス脳 ”が必要だと思うよ。 何で、世の中にレーベルや事務所が存在してるのか?って考えれば、そういった様々な煩雑業務をメンバーに変わって、プロが請け負ってくれてるからだよね?それを自分達でやるんだから、そりゃーよっぽどだわなー!でも、それがインディペンデンドだったりする!! メンバーの中には「 そんな事するのは音楽じゃない! 」って考えを持つ子も居るので、そういう子には考えを押し付けずクリエイティブ部門を請け負ってもらう感覚でないと、「 なんで、俺ばっかプライベート削って、フライヤー配りに行ったり、名刺交換しに行ったり、一日中メール打ったりしてんだろう・・。 」になっちゃうからね。
チャンスなんて直ぐ側に落ちてるし、24時間何処に居ても誰と居ても勉強にはなるからね。 そこに気付くかどうか?ずーーっと、その感覚を持てるかどうか? そういう事が回ってくれば、おのずと「 そろそろレーベルを事業化しないと! 」になると思うよ。 いきなり無理はせず、リハに入る際に箱の店長だけじゃなく、スタッフさん全員に挨拶するとか、貰ったメールには24時間以内に必ず返信するとか、音源・資料は常に持ち歩くとか、簡単に出来る事から始めよう! 今日から君たちもレーベルの人間だね! 何とな~く、入り口の話だけ書いてみました!メンバーにはもっと深く具体的な話をしたのですが、もし話を聞きたいという方が居れば何時でもどうぞー!ワシも ” 個人事業主 ”として、未だ成り立ってるとは言えないけど、何百回・何千回でも同じ話をしますよー!
※ 12年6月1日@神戸・太陽と虎
ALCOTT 自主企画「 COMIN’ KOBE 後夜祭 」
w: ghostnote / DOOKIE FESTA / スモールライト / フレデリック
ALCOTT HP http://alcott.sakura.ne.jp/wodrpress/
次に、某大手のプロモーターさんが来店。 大阪に戻って来たのは聞いてたけど、ほんと久々だねー!今月から局回りを始めたのね。 ライブ大好きな女の子で、出てくる名前が aoki laska / 限りなく透明な果実 / ロマンチップス / ジョゼ / GRIKO なんかで、プロモーターさんとしては耳が早いね。 そうかー「 見放題 」はやっぱりマストで気になってんのね!近々、代表の2人を紹介するよ! コッチは好きそうなバンド紹介するから、逆にメディアへの紹介ヨロシクね!昔から、頼りになる子なのだ!
次に、谷九OneDropをメインに活動するSSW 余傳典子 が来店。 公表してるので問題ないと思うが、27歳でギターを持って現在30歳。 唄っていくのに年齢は関係ないとは言うが ” 売れること ”となれば話は変わってくる。 5人10人でも聞いてくれる人が居るならば!と思うなら、このままでも唄っていけば良いと思うし、来てくれた一人に「 何か 」を持って帰ってもらえるならソレはソレで素晴らしい事だと思うよ。 もっと多くの・・!って思うならば ” 30歳ならではの武器・付加価値 ”を持たないとなー・・。 プロはだしの占いが出来るようなんで、ライブ中に占いをしてあげて、「 そんな貴方にはこの曲を・・ 」って ” 占いSSW ”として売り出すのも手だと思うのだが、出来れば ”質で勝負したい ”と言うので、幾つかライブの質を上げる方向で話しをしておいた。 ワシの知ってる範囲のSSWで、この奏法を身につけてる女性SSWは皆無なんで、良い武器になると思うよ!身につくまでどれだけの期間が必要なのかは判らんけど。 「 ハイッ! 」の返事が気持ち良い素直な子なんで、ゆっくりと実直に身につけるんだろうな。
余傳典子 HP http://www.geocities.jp/since090221/
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