ほりえもんｖｓフジ

　サッカーの日本ＶＳ北朝鮮の試合も面白かったですが、ライブドアＶＳフジも面白くなってきましたね。　　元々はフジＴＶがニッポン放送を１００％子会社化するつもりで行ったＴＯＢ（公開買付け）にライブドアが何処からか？からのニッポン株を取引が始まる前の”時間外取引”という奇襲で一気に２９．６％取得（約７００億円）し、保有していた株と合わせ３５．０％とし筆頭株主になっちゃったからさぁ大変！　　このままだと経営参画・役員派遣なんかされちゃうフジはささやかな抵抗として、ほりえもんの出演する「平成教育委員会」を放送中止した。（しょぼい抵抗だ、大丈夫か？）　　
　当初はニッポン放送がベイスターズをフジがスワローズの株を持ってて「球団保有のプロセスかな？あきらめてなかったのね。」若しくは、「ニッポン株が高騰した時点の売り抜けでの利ザヤ目当てかな？」と思っていましたが、長期保有でラジオ・ＴＶ・ネットの融合を考えてたみたいですね。
　フジとしてはニッポン放送の子会社化はあきらめ、５１％の株取得をめざすか、ライブドアから高額で買い戻すかしかないのかな？どっちも難しいなぁと思ってたら、なんとフジも奇襲に出て、ＴＯＢの目標を２５％へ下方修正しました。　　どういうコトかって言ったら、
　●株式を持ち合っている場合、２５％超の株をフジが持つと、ニッポン放送の保有するフジ株（保有比率２２．５％）の議決権が失われる商法の規定に目を付けた。ニッポン放送の大株主であるライブドアの影響力がフジにまで及ぶのを阻止できる。
　●もう一つが、ニッポン放送の上場廃止。フジが２５％超を買い付けると、ライブドアなどと合わせ上位１０株主で８０％超の株を保有することになり、東証の上場廃止基準に抵触、１年後に上場廃止になる可能性が高い。上位１０株主で９０％超なら即、上場廃止だ。
　後２０％ほど誰かが株を持ってるんで、ほりえもんがこの辺を囲んで、５０％以上取得する可能性もあるし、折角取得した株が無価値に等しくなる可能性もある。　　ハイリスクハイリターン！人生まさにギャンブルって感じですな。
　この騒動に海外や個人投資家も食いついてきてて、（多分現在株価が２０％位上がってて、いつ落ちるか分かんないけどうまく売り抜ければボロ儲け！って状況ですからね。）下手すると自殺者が出るかも？です・・。　　２１日のＴＯＢ期日終了までめが離せませんな！　　とりあえず今分かりそうなコトは、週明けのニッポン放送株は下落しそうってコトと、俺には”全く”関係のないコトってコトですな。
もっと裏側(今回の取引はインサイダー取引か？ってコトも含め、かなりグレーゾーンのところで行われており、どっちの軍配があがるにしろかなり議論になりそう！）を知りたい方は、
http://www.tez.com/blog/index.html
http://blog.drecom.jp/fallin_attorney/
この辺りでニュースより詳しく解説なさってます。