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Hyuga pre. 96年式

音楽

 今日は、2ndLINEに出演する 月と徒花 からVo.Gt.冨岡君 / Dr.でぐち君、NEAD のVo.Gt.いぬいともき / Dr.かほすけ の2組が来店。         月と徒花 とは、先日に見た MINAMI WHEEL 2022 でのライブを軸に、NEAD とは、同時並行で活動するアコースティックユニット いぬいとかほすけ の扱いについて話をする。         何か今日のイベントは「 1996年生のメンバーが居るバンドを集めた 」って事やけど、誰と誰が96年生なのかは分らん・・1996年生まれって事は26歳前後って事やね!         ワシがタワーレコードに入社したのが1995年なんで、まだ ” インディーズ ” って言葉も浸透して無い頃やな!

写真が西日で・・

 次に同じく2ndLINEに出演する エダワカレ から、Vo.Gt.レレレちゃんとDr.ういろう君が来店。          先日に見た MINAMI WHEEL 2022 では予想以上にお客さんが入っていたし、初めて行った東京遠征でもライブが高評価だったようで、何だか右肩上がりで御座います!           出会ってから、まだ数か月やけど、この急な展開で2人の話す内容も変わって来ていて、最初の頃は直近の話をしていたのが、今は半年先をイメージして話すようになってますね。

 閉店後は、2ndLINEで行われている Hyuga pre. 96年式 を見に行く!2番手の エダワカレ から THYPALM → emu → NEAD → 月と徒花 → Hyuga と見ました!          結構な長丁場やったけど、異ジャンルどのバンドもライブが良くてアッと言う間にイベントが終わってた。

 エダワカレ に関しては、明るくアッパーで手を挙げる曲は1曲も無く、どちらかと言うと下を向いてユラユラ揺れてもらうオルタナサウンドなんやけど、ここ数か月の意思・意図ありきの活動で、全編通して緊張感の途切れないライブをしていて皆が見入ってる感じでした。         細かい所で言うと、縦のダイナミクスは問題ないが、横のタメだったり休符の感じ方だったり、曲の繋ぎや照明含めた演出力なんかにはテコ入れが必要。        あと圧倒させられるVo.Gt.レレレちゃんの歌唱力は皆が高評価してくれてるんやけど、当の本人がビビりなのか分らんけど、後もう一歩!フリー度を増して荘厳で孤高な ” 唯 ” の自信を出してくれれば!        ラストに演ってた「 さよなら群青 」は、「 二年前 」「 flowers 」に続くキラーチューンになりそう!

※ 22年10月22日@名村造船所・STUDIO PARTITA
「 KITAKAGAYA Fireloop FES’22 」
w: NEAD / 飲んだくれday&night / ROVING GRANDPA / Axith / mogari after euphoria


※ エダワカレの音源はお店にあります!
詳細は→ < コチラ >

エダワカレ Twitter @edawakare234

 次の THYPALM は約1カ月前に初企画でのライブを見てました!その時に比べて、余裕が出て来たのかステージングが派手になって ” 遊び ” も見られるようになってた。          インストバンドでもやっていけるんじゃね!?ってくらい各パートの技量が高い!        サウンド自体は、結構サイケドープで難解やったりするけど踊れちゃうんですよねー!          エダワカレ のBa.パニエちゃんが「 ドミコとか好きそうな人に受けそう! 」って言うてたけど正解やと思うわ。         正直、Vo.Gt.ヒロセターキーの歌唱力がアップすれば・・とも思うが、ワードの綴り方は上手いので、いっその事、歌詞の内容に起承転結やドラマ性を持たせず一切無視をして、造語の羅列やワンワードを延々とシャウトするとかでも面白いはず!

※ 22年10月21日@南堀江knave
QLIP「上手くはいかない」×サスナン 「グラフ化しなさい。」
w: サスライナンバープレート / QLIP / Juniper Berry / 作戦53 / O.A:各々ズ


THYPALM HP https://thypalm.com/

 次が、久々に見る emu で1曲目はガレージポップ感が満載の「 アウトプット でスタート!       紅一点のVo.Gt.mikiちゃんの歌が大分と良くなってるわ!歌ってる時のニコニコもエエ感じ。        本格的にライブ活動をスタートさせてから半年くらい? 曲数は少しずつ増えてるけど、どの曲も軸に出来そうなクオリティなんやけど、逆に言うとジャンル的な軸が決まってないとも言える。          パワーポップ・ガレージポップ・オルタナ・歌謡曲な歌もの・シティポップ などなど雑多である。        フレンズ に合いそうだったり、POOLS と対バンさせたかったりと今は振り幅が大きいね。         AGt.Cho.福屋君のフィルター掛かった声質を活かしてツインボーカルで男女の掛け合いたっぷりな曲を作ったり、彼がメインボーカルで mikiちゃんがコーラスに回る曲を聞きたかったり・・本数自体が少ないので、もう少し場数を踏んでくればサウンド軸も明確になってくるのでしょう。        個人的には、Vo.Gt.mikiちゃんが前面に出るバンドにはしたくなかったりする。

※ 22年11月9日@2ndLINE
「 高架下店長生誕祭 DAY-8 」
w: anica / ayaka band / POOL ICE MOON / postman


emu Twitter @emu_music__

 次が、SSW いぬいともき がバンドに転身して組んだ NEAD で、現体制がスタートしたのが夏くらいだったかな?          その時は、まだシンガー いぬいともき のバンド編成。な見え方だったのが、この短期間で いぬいともき の表情や醸し出す雰囲気が丸っきりバンドマンの ” ソレ ” に変貌しとるわ!        これは、バンド界隈で絶大な知名度を持つDr.かほすけが、バンドのライブに連れ回して一気に環境変化させたのが影響してるんやと思う。         「 祝福 」 「 スーパーノヴァ 」 を聞いて、 ammo / ステアーズ 辺りのバンドがパッと思い浮かんできたって事はそういう事なんやと思う。            今は、勢いと熱量で勝負してる部分があるけど、聞かせる表現力がしっかりと付いてくれば化けるかもよ?         あと、今日はサポートギターに the whimsical glider の末吉君が参加してたんやけど、ブルージーな泣きメロフレーズも弾けるんやな!

※ 22年11月9日@ESAKA MUSE
「 GOLDEN AGE TOUR 22 」
w: THE雷楽 / カライドスコープ / Honane / Piece of Works


NEAD Twitter @NEAD_OFFICIAL

 トリ前が神戸の 月と徒花 で、Ba.カホちゃんが事故?で右目に眼帯をして登場。( 視力などに影響はないそうです )         最初の1・2曲は、痛々しい右目の眼帯を見せないように左半身を前に出してライブしてたけど、そりゃー『 えーい!もう関係あるか!! 』になるわなー!中盤からは、眼帯を気にせずガンガンと縦横無尽に動き回ってた!         Vo.Gt.冨岡君は、同世代で異ジャンルとの対峙に力んじゃってたか?頭の数曲は声が上ずっちゃってたなー。 サビ始まりの「 水面の月 」なんかの歌い出し、もうちょい下から入ってAメロに繋げたい!         少し抜いて歌える「 海辺の町 」辺りから、ようやくピーキーな感じがなくなってた。        イベントタイトルの「 96年式 」とくれば、この曲はセトリに入るだろう!!と思ってたら、やはり「 1996 」を演っててバランス的には、この曲が一番良かったかな?           今、冨岡君の衣装がジャケット姿なんやけど、次のリリースや自主企画なんかのアクション時に変更してもエエかもなー。

※ 22年11月1日@ OSAKA MUSE
「 Dict. pre. ブギーに道行く2ヶ月連続企画 月編 」
w: Dict. / Aily LULU / EVE OF THE LAIN


月と徒花 Twitter @adahana0717

 そして、長丁場のラストを飾ったのが Hyuga で、他の出演者がバンドなのに対して、彼はラップトップを相棒にマイク片手で勝負しとった。         一人の身軽さってのもあるやろうけど、毎月かなりのライブ本数を打ってますね。         ジャンル的に言うと・・ラップ / ポエトリーラップ で、トラックには余り濃いヒップホップ色は無いです。         歌詞的には、それこそマイク1本でロック勢と対峙してるだけあって、ギターロックバンドの書く日常半径5mな感じ。          この手のジャンルだと・・ MOROHA / 不可思議 なんかが筆頭格に挙げられますよね。個人的には、この先駆者の巨頭達と差別化をどう図るか?ってのは注視してたりします。         MCを聞いてても、揺るがない信念を持っているようで、実際にブレていないところは評価できる。          本人と面識無いんで深い話はしてないけど、もっと人間のドス黒さや世情のタブーに切り込みを入れるリリックは聞いてみたいなーと思う。         フロアに居る人に共感してもらい易い、恋愛や友情や努力・感謝もエエんですけど、1曲で良いんで賛否両論真っ二つ!共感じゃなく反感くらいのリリックは欲しい。        例えば・・ドラッグ / 戦争 / 人種差別 / 自殺 / 裏切り / LGBT / ロシア / 北朝鮮 / 部落差別 などギターロックでは歌えない深くてタブーな事も、彼の言霊の強さがあれば成り立つと思うし、一石を投じるんじゃないかな?って思ってます。        それこそ無名時代の BOSS THE MC のライブを京都メトロで見た時と似た匂いを彼には感じるんですよねー。

※ 22年10月15日@三国ヶ丘FUZZ
「 拝啓、愛しきあなたへ 」
w: Stellar Light Glory / ミライノオト / Kalura Ray / Dr.Smokin’Frog


Hyuga HP https://hyugaofficial.ryzm.jp/

 世界最大の音楽ストリーミングサービス「 Spotify 」にて前月にライブを見に行った、来店してくれたアーティストをメインに毎月月初にプレイリストで紹介しています。
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