今日は、十三にあるミニシアター Theater Seven へ短編映画「 なれたら 」を見に行って来ました。 この映画は、 Split end の楽曲「 夜半の月 」をモチーフに制作された恋愛映画で、監督は寺田町Fireloopや十三ファンダンゴ辺りに出演しているアーティストのMVを多く手掛けてる 松田直也 。今作が初監督作品となる。
【 本編あらすじ 】
「私は何を知っていて、何を知らなかったのだろう。」考えても答えの出ない問いに悩まされる有明優美。 彼女は優しくて誰にでも好かれる”いい子”だが、昔から自己主張をするのが苦手だった。 そんな彼女は、ある日友人と飲みに来た居酒屋で、バンドマンの相模良亮と出会い、共通の趣味を通して距離を近づけて行く。 自己主張の少ない優美と、自由で包容力のある良亮は、見事に歯車が噛み合った。 「世界中全部なくなったってあなたの声が聞けたなら、もう何もいらない」と歌う二人は、一見すると誰が見ても幸せそうな恋人同士だが、良亮は優美にある秘密を隠し持っていた。 「私は何を知っていて、何を知らなかったのだろう。」あと一歩を踏み出すことのできないままの優美と良亮。 不器用な二人が正直になれたら、二人ぼっちになれたら。
こんなあらすじの映画やったけど、登場人物2人の関係性の深まり方や心情の変化を時系列に沿っての丁寧な描写が無くて『 お?いつの間に? 』と思う所はあったが、この辺の予知や余韻を観客側に委ねているのが短編映画の良い所とも言えるだろう。 ここが良かった!あのシーンが最高!とかは、未だ大阪がラスト一日・東京上映も控えているので割愛。 これがハリウッドの大作映画なら、ネタバレ含んだ感想も書けるんやけど短編映画なので。 会場は約50席くらいで、チケット代金が2500円とあって、平日のブッキングライブで人が一杯来てる感じやね。 Spilt end のファンの方達や松田監督の友人?それと自主製作映画好きの方達で客層構成されていたように思う。 短編映画なんで、大体1バンドの持ち時間と同様に25~30分程度の上映時間で、その後は題材となっている「 Split end / 夜半の月 」のMVを先行公開。監督の松田君と脚本や助監督・劇伴アレンジなどを務めた Split end のVo.Gt.ななみちゃんへのインタビュー。( 司会は Split end のDr.咲音ちゃん )→ 同じくバンドマンでインディーズ映画を撮る ウパルパ猫。のおかもし君をリモートで繋いでクロストーク → 松田君とななみちゃんによるメイキング映像を見ながらの解説・・なんかで構成されてて、全部で2時間くらいかな? なかなかボリュームのある内容でしたねー!何となくやけど、20~25歳くらいの女性に観て欲しい作品かな? こういう探り合いと言うか、もどかしさをも感じる恋愛なんて・・10年前?いや20年?いや、もっと前に経験したレベルなんで、登場人物の会話や仕草を見ながら『 そんなんバシッと行ったら直ぐやんけ! 』と思っちゃう辺りが無粋なんやろうね。 構想段階から、どれくらいの日数と費用・苦労、どれくらいの人物や会社が関わって制作されて、どういう経路を通って公開まで漕ぎつけたのかは分らんけど、バンドのプロモーションって一面から考えると大分と効果ありそう。 何組かバンドマンも見に来てた様子やけど、皆「 俺ら( 私ら )も映画を作りたい! 」って思ったやろうしな。 当たり前やろうけど、登場人物2人の俳優さんの演技も良くてねー!オーディションで選ばれたという女優の 傳谷英里香 が魅せる無言の心情描写が特に良かったなー!( メイキング映像で、その力量が分かります ) あと Split end のななみちゃんな! 劇伴アレンジは当然担当してるやろう。と思ってたけど、脚本・助監督も担当してるとはね!こちらもメイキング映像で、その頑張りが見られた!実は多才な人やったんですね。 大阪での上映が31日でラストとなっているので、 Split end ファンの方のみならず、さっきも言ったけど 20~25才くらいの女性やインディーズ映画が好きな人には見に行って欲しいね!( あとバンドマンとMVしか撮ってない監督さんとかも )
映画「 なれたら 」HP https://www.naretara.com/
Split end HP https://www.splitendofficial.com/
松田直也 Twitter @naoya_php
世界最大の音楽ストリーミングサービス「 Spotify 」にて前月にライブを見に行った、来店してくれたアーティストをメインに毎月月初にプレイリストで紹介しています。
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