今日は、店に初めてとなるリアルジャマイカンの方達が来た!!しかも日本語が多少理解出来るそうで!ワシの拙い英語交じりの日本語で楽しく会話が出来た! 大阪観光で近くのゲストハウスに泊まっているそうで、玄関の『 HOOK UP 』に惹かれたとの事だ!! もはや誰しもが使ってる『 HOOK UP 』って言葉ですけど、今更な感じもするが説明しておくと、元々は REGGAE / HIPHOP 用語で、大きなステージでライブをしている大御所が、目を掛けている若手をステージ下から引っ張りあげて歌わせる事がありましてですね。 その光景から、釣り用語であった『 HOOK UP 』とかけて言い出したのが始まりでね。 なんで、店の公式画像もこんな感じなのです!
ワシが、この言葉を知ったのは19歳のニューヨーク時代でね・・メッチャ美談があるのですよ! ジャズベーシストの大御所「 Gordon Edwards 」が1週間だったか10日だったか?連日そのハコでライブするってのを聴いて、ほぼ毎日見に行ってたのです。 何日目だったか忘れたけど、ライブ終わりで若い黒人が Gordon Edwards に『 僕はサックスやってて、何時か一緒にステージ立ちたいです!明日も見に来ます!サックスを持って来たらサインくれますか? 』みたいな話をしてた。 次の日も、その若い黒人が見に来てて自分のサックスを持って来てた。 その日の後半にフリーセッションが始まって、超絶なアドリヴをかます Gordon Edwards が、その若い黒人を「 フックアップしてやるよ!吹いてみな! 」とステージに上げたんですよ。 ジャズのライブでよく見られる ” 4小節返し ”ってのがあってね。( HIPHOPで言うフリースタイルのMCバトルみたいな感じ ) 先行プレイヤーの4小節アドリヴセッションを別のアドリヴセッションで返していくんだけど、その若い黒人君は行き成りの事で ” 4小節返し ”が出来なくて下を向いたままになっちゃったんですよ。 Gordon Edwards も「 おぉ・・すまんすまん!行き成りやったら出来んわな!でも、これくらい出来ないと一緒には演れんで! 」みたいな感じで若い黒人君をステージ下へ・・項垂れたままの彼。 そこから数日、Gordon Edwards のライブを見たけど彼は凹んじゃったのか見に来てなかった。 それでね!!ここからが ” HOOK UP ”なんだけど、ツアーの最終日を迎えて、名前は覚えてないけど高名なサックス奏者がゲストで入っててね!そりゃーもう日本だと、こんな目の前でこんな安価(1500円くらいだった)で凄ぇセッションが見られるなんて!!と悦に浸ってたら・・来たんですよ!若い黒人君が!!勿論、自分のサックス持って! パッとそれを見つけた Gordon Edwards が、隣で吹いてる高名なサックス奏者に耳打ちして「 曲の途中だけど、今からフリーにします! 」みたいな事を言って、各パート毎に ” 4小節返し ”を繰り広げていって、ほんま全パート鳥肌もんのプレイでね! そしたら Gordon Edwards が、その若手黒人君を再度ステージに上げて、数日前の出来事をジョークを交えて彼を紹介した。 その後は、もうお分かりの通り ” 4小節返し ”を彼に振ってみたところ・・素晴らしいソウルの篭ったフレーズ!そこに、高名なサックス奏者も加わってエライ事になってた。 そのセッションコーナーが終わってフロアからは大拍手!いやぁーエエもん見せてもろたなー、こういうのを ” HOOK UP ”って言うんや。 ・・で、終わってれば良いんだけど、この話には続きがあって、この後の東海岸ツアーのメンバー紹介写真に、その若い黒人君がちゃっかり写ってたんですよ!そう!!あの後、メンバーとして迎えられたって事なのです!
・・って出来事が店の名前の由来になっております!( ちゃんと文にしたのは初めてかも? ) なんで、こんな話をしたかというと、そのジャマイカから来た方に「 なんでフックアップって付けたの?誰をフックアップしてるの? 」って聞かれたからです。 誰をフックアップしてるのか?って言うのは、店に来てくれる人達、店内に置いてある音源達とライブハウスで頑張ってるアーティストみんなだよ!と応えておいた。 分かりやすいのが10周年企画に来てもらう事なんだけど、来週には東京に移動しちゃうそうで・・残念。 ジャマイカと言えば REGGAE なんで、思いっきり REGGAE の話をしたんですけど、そうか・・ SUPER CAT / Buju Banton / Shaba Lanks とかは名前しか知らんのか・・世代が違うから仕方ないね。 ワシも最近のシンガーを知らなくて、Sean Paul くらいで知識が止まっちゃってて、彼らの挙げるシンガー名が分からんかった。 でも、やっぱり Bob Marley / Freddie McGregor / Lee Perry なんかのレジェンドクラスは通ってるのね! なんだかんだで3時間近くレゲエの話をしてたな!折角の大阪観光なのに、引き止めちゃってゴメンナサイ! つーか、誰かワシをフックアップしてくれへんかなぁ?
閉店後は、心斎橋JANUSで行なわれている 見放題 × 下北沢にて の共催イベント「 ~あのクリームシチューをもう一度~ in OSAKA 」を見に行く。 タイトルを見てもピンと来ない方も居るとは思いますが「 見放題 」の福実行委員長であり、THEラブ人間 の魅力を関西で最初に見出した Dai-chang の一周忌企画だったりします。 その彼が好きだったのが、コーラとクリームシチューって事で、このイベントタイトルとなっております。 ちょっと前に THEラブ人間 のVo.金田君から『 エモくなってるんで見に来てください! 』って言われてたんで急いで向かったんですけど、後半3曲しか見れなかったです・・ごめん。 ワシ的には、Gt.坂本君が良くなってたのが収穫!以前に見た際は、Vo.金田君の邪魔になっちゃう出方したり、出なきゃならないところで棒立ちだったりしたんで、引く所と押す所のタイミングがバッチリだったね! Vi.谷君との掛け合いも息ピッタリで、聞いてて気持ち良い! Key.ツネ君のMCが酷かったなー!告知をしなきゃならんタイミングで「 グッズにラババンが並んでないのはウチだけやー! 」言うてたもんな。 金田君に関しては、歌詞が聞き取りやすくなった事と大阪に来出した時に感じた ” 退路を断って今日に賭ける ”雰囲気が戻って来たね。 当時と違うのは、そのストイックな緊張感をもエンターテインメントに昇華出来てる所かな。 そりゃーもーね。終演後は、誰も金田君に声を掛けられないオーラが出てて ” 孤高の存在 ”だったもんな。 そうかー THEラブ人間 の ” 今 ”は、こうなんだな!活動の取り纏めを担当してるKey.ツネ君とは、一度膝を交えて話をしないとな。 Dai-chang との約束を実現させる為に協力してやらないと!
※ 15年11月22・23日@下北沢周辺ライブサーキット
THEラブ人間 決起集会「 下北沢にて’15 」
特設ページ → < コチラ >
THEラブ人間 HP http://loveningen.jp/
イベントのトリが ココロオークション で、Vo.Gt.粟子君は Dai-chang に向けた熱いメッセージを本音で語ってたね!( BIGCATのライブ告知も、それくらい力入れろや! ) ザッと通しで見た感じ「 ここに在る 」以外は、エエ具合でしたな。( ミナホより良かった ) Vo.Gt.粟子君が声の抜き方を会得したのはデカイね!誤魔化さず太さを変えずに発声が出来るようになってるし。 前から課題として言ってる ” 余韻の残し方 ”については、ちゃんと説明せねば!音が消えるまで待つって意味じゃなくて、グッっと噛み締める感覚なのだよ。 ブチ上げて躍らせたり、熱量で押し込むバンドじゃなくて、バラードで持って行ける稀有な存在なんで ” 余韻の残し方 ”は大事! 「 orange 」は、フロアで聞いている方達が曲の情景を思い描けるところまでクオリティが上がって来た!終わり方は、もう一工夫したら、壮大なドラマのエンディングになりそう! MCで粟子君が言ってたけど、何処かで見てたと思うよ。「 まぁまぁやな。 」って言うてんのやろな。BIGCATのライブで「 ええやん! 」って言わせようぜ!
※ 15年12月14日(月)@心斎橋BIGCAT
「HOOK UP NEVER DIE!? -10th ANNIVERSARY- special edition 」
ACT:ココロオークション / tricot / サイダーガール / WOMCADOLE / アシガルユース
DJ:ライブキッズあるあるの中の人 ライブペイント:コジマ憂唯
※ ココロオークション の音源はお店にあります!
詳細は→ < コチラ >
ココロオークション HP http://cocoroauction.com/
終演後、フードで「 見放題 」のスタッフちゃん達が作っていた ” クリームシチュー ”が、後1食になってたんで取り置きしてもらってフライヤーの後撒きをしてたら、THEラブ人間 のKey.ツネ君がラスト1食をブン取りやがった!!ワシのクリームシチューやんけ!!「 美味いッスよ! 」って知らんがなーアホー!
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