もう一年前になるのか・・ 空中ループ のVo.Gt.松井君が『 2014年度に何か面白い試みを! 』って名目でミーティングしに来てて、そこで出し合った ” ここでライブしたらオモロイんじゃないか!? ”リスト。 合計10箇所くらい出たんじゃないのかな?その中でも規模の大きさからして難しいだろうな・・と思ってた今回の会場「 なんばユニバース 」をチョイスした際には『 ええぇー!思い切ったなー!大丈夫かな? 」な印象だった。 大阪人には馴染みの深い美園ビルの地下1階にある老舗キャバレー跡地「 なんばユニバース 」広さは心斎橋BIGCATくらいあるんだが、元キャバレー跡地って事もあって、接待用のボックス席がそのまま残してあるので、キャパは600人前後って所かな?
なんばユニバース HP http://cavaret-universe.com/
空中ループ が初の夏フェスを行なうにあたって「 Polaris / Analogfish / bonobos / ハルカトミユキ / People In The Box 」と言う・・これまたメンバーの懐具合を心配してしまう豪華面子。 会場に向かう途中『 これで、300人くらいだったら・・ひぃぃー考えたくないー! 』なモヤモヤがあったが、エントランスからフロアへ続く階段にお客さんビッシリ! フロアに下りても、ボックス席は満席!ダンスフロアもギッチギチ!おおおっっ!!予想以上の光景が広がっていて、ひとまず安心・・。
ライブは People In The Box → Polaris と見たんだが、そりゃーもうね・・万人クラスのフェスを幾度と無く経験してる猛者達のクオリティと言ったら・・。 両バンドとも、ほぼリハ無しなのに出音が!!!ユニバース自体の音鳴りは、そんなに良いものではないが、メンバーもPAさんも会場の特性を活かし且つバンドの良さが引き立つバランス調整してた。 こんなに抜けと残響感の気持ち良いフロアタムの音を聞いたの久しぶりだ! People In The Box は、3ピースとは思えない空間の埋まり具合で、音数が少なくなっても隙間が全く出来ない音作り。 何年か前に見たVo.Gt.波多野君の声質だと歌詞が抜けてくるのかな?と思ってたが、初聞の曲でも歌詞がバッチリ聞き取れ情景さえも浮かんでくる世界観をハッキリ表現出来てた! Polaris は言うまでも無く化けもんでしたわ・・。 各曲7~10分くらいあるダヴを基調としたロックサウンド。(今日も4曲だけだった) Ba.柏原氏のベースラインのうねりがタマランな!ずーっと聞いてたい。 サポートに クラムボン のミト君と伊藤君が入ってたんだけど、これまたとんでもないグルーブ感ですわ。 最後に演った「 深呼吸 」が圧巻だった・・もうさすがとしか・・。
People In The Box HP http://www.peopleinthebox.com/
Poralis HP http://www.polaris-web.com/
若い方は特に 「 フェス = モッシュ・ダイブ 」なイメージを持ってる方も多いと思いますが、この2バンドのライブを見れば、見た目が盛り上がっているように見えなくても、充分に盛り上がってる事が分かる。 ” 暴れるぞ! ”って意思を持って、視覚的な盛り上がりが伝播していくのも『 盛り上がり 』だし、こうやって、皆がそれぞれに体を揺らし、曲に身を委ねてる光景も『 盛り上がり 』なんだよね。 「 フェス= モッシュ・ダイブ 」なイメージを持ってる方は、こういうライブも経験して欲しいな!
2バンドが終わり『 頼むーまだ帰らんといてくれー! 』と願いつつ、大トリ 空中ループ のライブを待つ・・。 主催とは言え、この面子の中では彼らの事を知ってる方の方が少ないかも・・? セッティングも終了し、登場してくるメンバー・・今日はサポート鍵盤に √thumm のVo.Key. 兼 奈良・郡山にあるカフェ「 Alan cafe 」オーナーの lioちゃんが参加。 設営・準備、当日のアレコレ対応に追われ、ほとんど寝てない&極度の緊張のあるメンバー。 1曲目の出だしからVo.Gt.松井君の声が出てないし、メンバーの呼吸にもズレが見える・・『 やっべー、このままだと他のバンドとのクオリティ差が出過ぎで帰られちゃうー!! 』とヒヤヒヤしたが、皆がほっこり出来る「 言葉では 」くらいから、お客さんも含めて良い一体感が出てきて一安心。 前回「 LOOP ECHO 」のプラネタリウムライブでも思ったが、ずーっと同じクルーなのかな?PAは専属PAのナベちゃんやけど、照明もそうなんかな? フロア内の使える照明パターンを把握してて、曲中の ” ここぞ ”で、ネオン管の電飾を派手に付けたり、ミラー回したり、客電付けたり・・と曲を知ってないと出来ないよねー!バッチリの照明演出でした。 長丁場のイベントな事もあって、そんなにMCの時間は取れなかったみたいだが、出演者・スタッフ・お客さんに厚いお礼をした後に演った「 小さな光 」は、ちょっと感慨深かったなー・・。 アンコールでは、持ってくるだろう!と思ってた Poralis のオオヤ氏とのコラボで「 ステレオ 」を披露してた!
終演後、 みるきーうぇい のVo.Gt.香織ちゃんと soratobiwo のKey.りょうちゃんを引き連れ楽屋へ挨拶に行ったら、空中ループ の野郎3人の顔が・・特に、松井君!!アカン顔になってたで! 反対に物販に立ってたDr.かおりちゃんは、満足げな表情でニコニコしてた! いやぁー、よくぞやり遂げたね!松井君はMCでも言ってたけど、これだけ多くの人が集まってくれて感無量だったろうね。 他の出演者お目当てで来られてた方は、この 空中ループ 主催「 LOOP ECHO 」は ” 秋編 ”と称して、弁天町にある小劇場「 世界館 」であと1回開催されますので、是非そちらにも足を運んでください。
※ 14年11月22日@弁天町・世界館( 石炭倉庫を改装した小劇場 )
「 LOOP ECHO ~秋編~ / いつかどこかにたどりつく 」
ワンマンライブ
LOOP ECHO 特設ページ http://kuuchuuloop.wix.com/loopecho
※ 空中ループ の音源はお店にあります!
詳細は < コチラ >
空中ループ HP http://www.kuuchuuloop.net/
” 何かオモロイ事したい! ”や ” 大きな会場で自主企画を! ”って考えてる若いバンドマンは、この 空中ループ の話題の作り方は参考にした方がいいよ。 企画段階から実行力が半端無いし、チーム組閣や外部折衝・宣伝告知やら適材適所で色んな方の力を借りながら、ほとんどDIYでやっちゃってるからね! あと、当日を迎えるまでの ” 物語り性 ”をどう持たせるか? 空中ループ の場合だと、大体1年前からストーリーを練り上げて、感動のピークを当日に持って来れるよう ” 起承転結 ”を演出してる。 はい、大きな会場借りました!はい、豪華な面子呼びました!はい、当日を迎えました!では、ライブ自体だけには良かったと言ってもらえるが、イベント自体やそこからの継続性を考えるとねー。 どうやってお客さんにも当日を迎えるまでの気持ちを共有してもらうのか?最低でも半年くらい前から、序章を始めるべきだと思うよ。 イメージとしては、皆も経験のあるであろう体育祭や文化祭の企画~準備~当日のプロセスを思い出してもらえれば!
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