今日は、大阪北部の箕面市をメインに活動するSSW 北川たつや が来店。 彼と知り合ってからは10年位かな?元々、大阪で男性アコースティックデュオ LuckDuck を組んでいて、後にメジャーデビューを目指して上京。 そこからアレコレあって解散し、北川君が地元に戻って来て地域密着SSWとして活動をスタートさせました。 たまに店に近況報告をしに来てくれるんですけど、毎度『 こういった活動もありだよなー。 』と思わせられる。 事務所・レーベルに所属して、上京して、メジャーデビューして、タワレコチャートに入って、ラジオ・TVで曲が紹介されて、大きな野外フェスに出演して・・と多くのアーティストが夢見てる王道ルートなんやけど、10年前とは違って ” 音楽で飯を食う ”ルートは幾つもできた。 ネット時代を反映するように、今後はライブハウスに出演した事が無く、ネット上のみで活動してるアーティストがメジャーデビューってのは一杯出てくるだろうし、この 北川君 のように ” 地域密着 ”ってのもルートのひとつだよね!
東京23区や大阪市、横浜市など人口50万人の行政区や指定都市なんかだと分母が多過ぎて難しいだろうけど、人口10万人以下の市区町村とかなら ” 地域密着 ”で活動していくってルートはありやと思う。 行政としても、地元に居を構え地域に根ざして活動してくれるアーティストには便宜を図りたいだろうし、行政マターの祭事なんかへ招聘するのも都合が良いしね。
北川君の話を聞いてたら、箕面市の「 J-POP大使 」って事もあり地元を歩いてるとヒーロー扱いをされるし、地元企業のCMや小中高校からの歌唱依頼だったりの仕事も多く、市内のライブハウスでノルマを払って対バン形式のイベントに出るよりは、地元オンリーで活動している方が知名度も見入りも多いって事か。 たまに ” 地域密着 ”を謳いながらも、全く地元を省みない「 なんちゃってアーティスト 」も居る中、彼は地元産業や商業を応援する為に動き回ってるねー。 その中に YOUTUBEでやってる企画「 スナック道場破り 」ってのがあってね!大体どこの駅周辺にもビル全体がスナック・ラウンジ・バーが入居しているビルがあると思うんですけど、箕面市にも多数あるスナックビルに入っていって、その店で一番歌の上手いお客さんと歌の対決をして、負けたほうがお酒を奢るって企画みたい。 北川君もキャリアのあるシンガーなんで、一般のカラオケが上手いお客さんと勝負しても負ける事はないやろ!!と言うと・・5戦中 ” 3勝2敗 ”って・・負けてるやん!!まぁ、点数の出るカラオケ機械の判定基準が難しいもんなー。 今はコロナの影響で収録がストップしてるみたいだけど、箕面市以外にも大阪市や他地域のスナックからも「 ウチの店にも来てください! 」って要請が引っ切り無しとか!! うん、TV的で良い企画だと思います!こういう考え方はアリやと思うぞ! アーティストとしてのスタンスやカラー、お客さんの層なんかにも拠るんだけど、北川君のスタンスからすれば「 一石何鳥? 」ってくらいメリットしかないよな! 地元でワンマンライブをしたら500人前後は集まるみたいなんで、こういったスナック一軒一軒を落して行く草の根活動を続けて行けば1000人集客も夢ではないよな! CDの売上もチャートには上がってこないけど、その辺の新人メジャーアーティストよりも売れてたりするしなー。
「 僕(私)の住んでるところが田舎過ぎて・・。」と嘆いているアーティストは、こういうルートもあるって事を知るだけは知っておいた方が良いと思いますよー!
※ 20年7月19日@市内某所
「 バースデーオンラインワンマン 」
チケット制配信ライブ
北川たつや HP http://tatsuya-kitagawa.com/
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