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ロンドン・ナショナル・ギャラリー展を見てきた!

 行って来ましたよ!!大阪・中之島にある国立国際美術館で開催されている「 ロンドン・ナショナル・ギャラリー展 」ですよ!         普段、音楽ばかりの生活を送っているので、たまには別方向からのインプットをして感性を磨かなくては!!       ・・なんて、格好つけた理由ではなく、今回の展示作品を考えると・・恐らくワシの残り時間では、このタイミングを逃せば二度とお目にかかれないと判断したから!理由は、本当にそれ!!

 今は閉館時間がコロナの影響で17時半に設定されています。          あと、これもコロナの影響で分割入場になっていて、1時間毎に入場が出来るようになっています。         ワシが予約したのは16:00~入場分で、同じ時間帯に入場するのは・・20人くらいかな?これくらいの人数だと、誰かの目線を気にしなくて済むな!          展示方法は、この「 ロンドン・ナショナル・ギャラリー 」の成り立ちに沿って時系列に展示されてます。        最初は、イタリアのルネッサンス画で大体1400年~1500年くらいの作品が多いかな?          題材は、やはりキリスト教と神話ですわ!          このコーナーで気に入ったのが・・「 サヴォルト / マグダラのマリア 」 「 ティントレット / 天の川の起源 」 の2つ!ティントレット の作品に関しては『 かおりーうぇい( fr. みるきーうぇい )なら、どう感じるんやろうか? 』って思ったな。
 次のコーナーがオランダの絵画で、この辺から聞いた事のある画家の名前が出てくるぞ!         レンブラント、ハルス、フェルメール、ヘーダ の作品が良かったよー!        何となく生活の一部分を切り取った題材が多かったように思う。        「 ヘーダ / ロブスターのある静物 」は時間を掛けて見たかったなー・・静物画って配置してあるモノに隠された意味や意図があるらしいんで考えたかった。          あとねー レンブラント やね!彼は、光と影のあたり方の描写が上手ってのは知ってたんで、そういう作品なのかなー?と思ってたら 自画像 かよ!!そういや、この人って自画像ばっか描いてるってのも有名やもんな。
 次のコーナーが、イギリスの肖像画でワシ的には『 誰か知らんヤツの肖像画を見て何がオモロイんや? 』って感じで、一番オモロないコーナーやった・・なので、ひとつもピンッ!と来た作品は無かった。         見どころを上げろ!と言われれば・・肌の質感の再現が半端ないです!油彩で経年劣化もあるだろうけど、瑞々しさが生々しかったです。
 次のコーナーが、グランドツアーってタイトルで各国の画家が多く訪れた「 ローマ・フィレンツェ・ベネツィア 」の風景画がメインで、やっぱ目玉は「 カナレット / 大運河のレガッタ 」ですわ!          めっちゃ多くの人が描き込まれてるんやけど、個人個人の行動が細かく描写されてます!         後ねーこれは後の作品にも言える事やけど、こうやって色んな人が一杯描き込まれてる作品には、大体 ” 犬 ”も描かれてます!( 犬を探すのが面白かった )           カナレットの他には「 ヴェルネ / ローマのテヴェレ川での競技 」も人物の描き込みが多くて、やっぱり犬がおった!
 次のコーナーが、スペイン絵画の発見ってタイトルで、またちょいと宗教色が強まります。          この中では「 エル・グレコ / 神殿から商人を追い払うキリスト 」って絵があってね。         その説明を『 ふぅーん・・。 』って思ってから絵を見たら、キリストが思いっ切り商人を追い払ってて笑った!!「 何しとんじゃ!出てけー!おらぁー!! 」な感じ。        あと ベラスケス と スペイン画家と言えば?の ムニーニョ の作品も良かったよ!パッと見では分からない深い意味があって、説明を見て「 へぇーっっ!! 」ってなったわ。
 次のコーナーが、ワシが見たかった ターナー をはじめとする風景画が展示されてて、ちょいと遠目から見た風景が描かれてます。          やっぱ一番は ターナー ですわ!!海と言えば? ターナー ってくらい海の描き方が好きでねー。        どの海も物憂げな感じで引き込まれそうな ” 青 ”を使ってます。           他には、ロラン と カイプ の風景画が良かったです!
 そして、最後のコーナーは・・やはり人が一杯!!もうね、これでもかっ!!ってくらいの巨匠が展示されてます!このギャラリー展の目玉と言って良いでしょう。           だってね、コロー / ラトゥール / ピサロ / ルノワール / ドガ / モネ / ゴッホ / ゴーギャン / セザンヌ ですよ!!教科書でしか見た事のない名前ですわ!         これら巨匠の絵画は、当分は日本での展示は無いだろうし、このコーナーを見るだけでも価値ありですよ!            えっ!?って思ったのが「 ラトゥール / ばらの籠 」で、パッと見て『 何じゃこりゃ?ただ籠にバラが入ってるだけやんけ!巨匠やのに大したことないな。 』と思って通り過ぎて、何となく振り返ってみたらビックリ正面から見たら気付かなかったけど、ちょっと斜めから見たら立体感がスゲェや!目の錯覚か?と色んな角度から見たけど立体感あるわー!           ドガ は、やっぱりバレエの踊り子を題材にした作品やったなー。この人、踊り子の後ろ側から描いてる作品多い気がする。        見学者が多く立ち止まってたのが「 モネ / 睡蓮の池 」なんやけど、ワシは何とも思わんかった・・個人的には「 積みわら 」が見たかったんやけどなー。              「 ゴーギャン / 花瓶の花 」は、彼のサインが書かれてるのが珍しいんかな?説明では強調されとった。         セザンヌ は「 プロヴァンスの丘 」「 ロザリオの持つ老女 」の2作品が展示されてましたが、聞いていた印象派のイメージでは括れない感じの絵が、タッチは抽象的やった。         ほんで、この展示の大目玉!!最後を飾るのは「 ゴッホ / ひまわり 」ですね!          ゴッホ と言えば「 ひまわり 」で、昔に日本の企業が58億円で購入した時に知りました。( 1980年後半だったような・・ )         この「 ひまわり 」は連作で描かれている中の4枚目のヤツやね。            黄色ばっかりが使われているのですが、どの黄色もちょっとずつ色味やタッチが違ってて「 へぇー!ほぉー! 」ってなりましたけど、近くで見たら「 ん?あんまり? 」な感想。           それで、5mくらい離れて観たら、より黄色の違いが明確になってバーン!!って来たわ。
 メイン展示の感想はこんな感じ!絵画の事なんて、何一つ分かってないんやけど、こんなんでエエと思います。意味はあるんやろうけど、こういうのは直感でガツンと来るかどうか!?なので。         作品とは関係ないのかも知れんけど ” 額縁 ”の違いも見ておいたら面白いよー!          作られた時代に合わせてるのか、汚れ具合?が考慮されてたり、人やモノが一杯描き込まれてる作品だと邪魔にならないようシンプルな額縁で、肖像画だったり空間が多めに使われてる作品だと、ゴテゴテのデコレーションが施された額縁やったりするぞ!
 そのメイン展示が地下3Fにあるんですけど、地下2Fには「 米仏独英の現代美術 」が展示されてたんで、コチラも見に行ってみる!          入場時に、この現代美術コーナーに入る券を皆が貰うんですけど、皆さん現代美術は見ずに帰る人も多かったな。           ほんで、この現代美術がクソほど面白くてねー!!         バカでかいキャンバスに深い青が一色だけ塗られてる絵とか、描け線だけを書いたヤツとか、フィギュアもあったり、子供の落書き?みたいなのもあり、鏡に布が掛けられてるだけやったり、凡人には作者の意図が理解出来んのやけど、想像力を掻き立てられるって意味で言うと現代美術の方がクリエイティビティですわ!          だってね、肖像画を見ても『 こんなオッサンの肖像画見て、何を感じろって言うんや? 」やけど、現代美術はパッと見「 何やこれ!?これが芸術なんか!? 」って始点から、作者の意図を読みに行く作業が面白い!         バンドマン諸君は、こちらの現代美術展も見た方がいいぞ!己のインスピレーションで作品の解釈も変わってくるんで、皆でワイワイしながら見てもエエかも?
 それでね、ひとつ忠告しとくわ。入館したのが16:00なんやけど、実際、チケット提示・検温・説明を受けて、地下3階まで降りて見始めるまでの時間も入ってるから、閉館時間の17:30までには見終わらんぞ!          ワシも『 絵を見るだけやから1時間もあったら十分やろ! 』と高を括ってたら、メイン展示も最後の方は勇み足やったし、現代美術コーナーなんて駆け足で見て、結局は最後のブースまで辿り着けなかったんでな!          なんで、これから見に行こうと思ってるバンドマンは、14:00か15:00スタートにした方が良いぞー!         1月末まで開催されてるから「 ちょっとインプットしたいなー・・ 」と思ってるバンドマンは行った方が良いよー!

ロンドンナショナルギャラリー展 HP https://artexhibition.jp/london2020/

音楽
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