つい先日発表された「 氷室京介 引退 」の話・・かつてボーカルとして在籍していたビートロックバンド「 BOφWY 」では、バンドブームの牽引役として存在し・・って、それこそ「 BOφWY 」の出会いから書くとエライ量になるので割愛するが、十数年前の出来事で少数のバンドマンにしか言ってないエピソードを披露しようと思う。
当時、タワーレコード梅田丸ビル店にてインディーズバイヤーとして、今と変わらずバンドマンとヤイノヤイノやってた頃、店内にあるFMサテライトスタジオの生ゲストで 氷室京介 が出演する事になった。 放送終了後、本人への挨拶は一人だけという話になり、通常メジャーアーティストへの挨拶の場合、店長か邦楽チーフバイヤーが行う事になっていたのだが、数日前からの直談判で何とか挨拶させてもらえる事になった。 「 BOφWY / CASE OF BOφWY 」と「 氷室京介 / FLOWERS for ALGERNON 」のスコア( 楽譜 )を持ち、アーティスト担当さんと丸ビル最上階のスイートルームへ赴く。 ワシの予想では、スタッフさん達と一緒に普通にTVとかを酒飲みながら見てて談笑しつつ『 いやぁータワーさんありがとうね!シングル出たんで、バンバン売ってくださいよー!え?サイン?OK、OK!!握手もしようか? 』な会話がなされると思っていたのだが・・。 ドキドキしながらスイートルームの扉を開けると、部屋の中の調度品(テーブルやベッド・TVなど)を排除しただだっ広い部屋の中央で、椅子に座って挨拶に来るのを待っていた孤高の 氷室京介 が居た。 20畳くらいあるスイートルームに椅子がひとつ、そこにバリバリのオーラを放ちながら目線を逸らさないロックスターとワシとアー担の3人のみ・・チラッとアーティスト担当さんを見ると、額からボタボタ汗が出てて、いつもなら「 あ、こちらがタワレコのバイヤーさんで! 」って紹介をしてくれるのに無言・・ワシも無言・・氷室京介 も無言・・。 初めて感じるロックスターの威圧感に「 スコアにサインしてくれ! 」なんて言い出せる筈も無く、手汗や脇汗がジワジワ出てくる。 どれくらいの時間だったのかなんて全く覚えていないが、手にスコアを持ってるのに気付いてくれて、サインと握手をしてもらった。
氷室京介 と会えて良かったね!って話ではなく、何が言いたいかと言うと・・ 氷室京介 は ” 24時間、氷室京介である ”って事。 自ら築き上げたのか、周囲が創り上げたのかは判らんが、とにかく人前( 特にファンの前 )では決してオフにならず、妥協せず徹底してストイックに ” 氷室京介 ”であり続けてる訳だ。 今もそうなんだけど、ワシの中での ” ロックスターの定義 ”は、この出来事の影響が大きい。 今だと、Twitterなんかでプライベートや生活観丸出しのつぶやきをして親しみを持ってもらい、ファンの方達と近い距離感や同じ目線にしているインディーズアーティストが多いですよね。 時代性ってのもあるし、知名度の無い状態ならば全く悪い事ではなく、そうした方が断然良いと思うのだが、本人と会って『 うおぉぉーっ!本人と会えたー! 』と感じる「 カリスマ性 」「 神秘性 」を持ったアーティストって少なくなってる。 『 カリスマ性を持ったアーティストが少なくなった!?お前が年を喰っただけだろ? 』と言われるかも知れないですが、20歳も年下のバンドマンでも緊張させられるオーラを放ってる人間は居たりします。( 恥ずかしいから、誰とは言わないけどね ) 個人的には、フロアからは一段上のステージに上がる人間には、そんな意識を持ってもらいたいし、そう見られて欲しいなーと思うのです。
それでね、何で「 氷室京介 引退 」なのか?に対する勝手な推測なんですけど、ワシも含めファンの方達に100%の「 氷室京介 」を魅せる事が出来なくなったから引退に至ったのかな?なんて思ってます。 ズルズル続けて醜態晒して、歌えなくなっても歌い続けるっていう格好良さもあるんですけど、そこは ” 男の美学 ”の基準違いなんだと思う。
ヒムロック引退の報を聞いて、こんな戯言を書きたくなったのでした・・あぁ・・これで、BOφWY の再結成は無くなっちゃうのか・・。 最後の最後の1曲でよいから、布袋さん、常松さん、まこっちゃんと一緒にステージに立って欲しいなー。 演るなら「 B・BLUE 」とか「 MARIONETTE 」とかじゃなく「 IMAGE DOWN 」や「 NO N.Y 」の初期の曲で! ラストギグは 「 ANGEL 」~「 魂を抱いてくれ 」までの8cmシングルは持ってるので、その辺の曲をふんだんに演って欲しい!アルバム曲なら「 RHAPSODY IN RED 」とかがいいな!( 見に行けないけど・・ )
シングル「 waltz 」の宣材ジャケ写
氷室京介 HP http://www.himuro.com/
今日は、 Moccobond のVo.Gt.夏ノコちゃんとKey.のアマナちゃんが、ニヤニヤしながら「 下半期のスケジュール考えてきたー! 」と来店。 ふむふむ・・と手書きれたスケジュール表を見ながら、幾つか細かいところを質問して行くと、パッタリと黙り込んでしまう2人・・。 前作リリース時ならば「 よく練りこんできたね! 」と褒めてあげられるスケジューリングなのだが、今の状況や周囲からの期待値を考えると、すまないが全却下せざるを得ないかな・・。 2人とも凹んでいるのだが、ワシの経験上そのまま進めても時間が足らずに中途半端になって大コケするのが目に見えてるからね。 偉そうに言っちゃって申し訳ないが、メンバーで再考してきてくださいー!
※ 14年7月24日@心斎橋パンゲア
「 黎明-reimei- 」
w: chouchou merged syrups. / 裸体
※ Moccobond の音源はお店にあります!
詳細は < コチラ >
Moccobond HP http://moccobond.com/
今からミーティングの ココロオークション Ba.大野君
さてさて ココロオークション のBa.大野君と夜中までミーティング&作業しますか!発表となりましたが、14年7月20日@心斎橋JANUSで行なわれるツアーファイナルワンマンライブで、昨年12月に開催された初ワンマンライブDVDが会場限定で発売されます! とは言え、全ての作業が後手後手になってしまっていて、無事にリリース出来る確率は半々と言ったところか? 今日は、そのライブDVDのジャケット作成をしに来てたのですが、ほんまにお任せでエエねんな!! 鉛筆書きでレイアウト案を書いてきてはいるけど、ほんまにコノ感じでエエねんな!! 実際のモノを見た方は、そのシンプルさに驚くんじゃないかな? 基本は、大野君のレイアウト案のまんまデザインして、あと細かい部分にワシのオリジナル案を忍ばせてもらった!特に、中身のブックレットは喜んでもらえると思います! ちゃんとリリースされるように祈っててください!お楽しみにー!
※ 14年7月20日@心斎橋JANUS
「七色のダイス」リリースツアーファイナル
ワンマンライブ
★以下のサポートギターを迎えての演奏となります
テンメイ(ex.GRIKO)
安田聡士(DOOKIE FESTA)
平林朋也(PRIMAL CURVE)
イコマ (ラックライフ)
※ ココロオークション の音源はお店にあります!
詳細は→ < コチラ >
ココロオークション HP http://cocoroauction.com/
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